別居は必要?です
いわゆる特定の法的手続きを指すものが別居ではないので、発表の形態や方法も人によって様々です。
いろいろなスタイルが存在するのが別居であり、その証として指輪を交換することが多いのですが、必要不可欠なものではありません。
別居は、当事者間で不履行が問題となった場合、その存在を証明するものとして重要な意味はあります。
ダイヤモンドは永遠の輝きというキャッチフレーズと共に、別居指輪は給料の2ヶ月分という宣伝キャンペーンでアメリカが大成功したのが元になっています。
一般的に別居指輪は、男女とも左手の薬指につけるのが通例で、男性が払う着手金のような意味合いがあります。
すなわち、別居指輪はこの金額にしないといけないという根拠はなく、特に必要ないと考えてもいいのです。
日本や米国以外の国で、高価な金額の別居指輪をするのは稀で、全く必要としない国が大半です。
よくよく考えてみると、別居は、何ら方式を必要としない不要式行為ということが言えます。
しかし、別居指輪の月給三ヶ月分という数字には根拠はなく、これは業者の売り文句にすぎません。
別居の仕方は国によっても大きく異なりますが、近年では、必要ないとする向きの意見も増えています。
別居指輪に関しては、アメリカの宣伝がそのまま日本に渡ってきて、給料の三ヶ月分として定着したのです。
外形的事実のない場合の別居の成立の認定は難しい側面があるので、必要性はあるとする声もあります。
法定離婚原因ですが、配偶者の暴力がひどい場合は命に関わる問題になります。
子供がいると、学校や幼稚園や保育園の事もあるので、
簡単に別居というわけにもいかないと思いますが、緊急避難的に別居をする事を強くお勧めします。
相手が冷静に話し合いができず暴力を振るう場合は、
2人きりでの話し合いを避けて、弁護士等に今後の交渉を依頼した方がいいでしょう。
別居理由を、手紙や電話で伝えても構わないのですが、
手紙の内容によっては、離婚調停や裁判で、不利になってしまう事があるため注意が必要です。
自分に原因がある場合の別居では、あなたからの離婚請求は原則は認められません。
特に夫婦間に未成年の子供がいたり、離婚後、相手方が経済的に厳しい状況に置かれる可能性がある場合は、
離婚請求は認められていません。
ですが、別居期間が同居期間より長期であるとか、子供が独立して生計を立てているなど、
既に夫婦としても実体が無く、婚姻関係の回復の見込みの無い場合には、
離婚請求を一定の枠内で認める判例もでているんです。ですが一定の別居期間で離婚を認めるという規定はなく、
別居期間が、8年で離婚が認められたケースもありますし、同じ8年でも認められなかったケースもありますので、
有責配偶者からの離婚請求が認められるのは簡単ではないようですね。
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