文化祭の意味合いも、子供の年齢が高くなると同時に変わっていきます。
一見、子供たちが楽しく模擬店などを出すイベントと思われがちな文化祭ですが、
そこにはきちんとした教育的目的があるようです。現場を取り仕切る教師や親たちが
「手を出し過ぎないように、程よい距離で見守る」と言うことが大事なようです。

森村誠一氏の文化祭の勧めのポイントなんです

文化祭というのは、一枚の写真に五七五の十七文字の俳句や川柳を添えたものです。
て、そっくりそのままじゃんっと思われるかも知れませんが、実はこの文化祭、かの有名な作家の森村誠一氏の登録商標だってご存じですか。
はっきり言って、文化祭なんてメルヘン的な世界観を感じないのは私だけでしょうか。
あえて目で見て分かる光景を文字にする必要性はないのかも知れませんね。
今回、この文化祭を知って、森村誠一氏の全く知らなかった一面を見たような気がしました。
そして、そのギャップがなんだか新鮮で、とても面白いなぁっと思ってね。
ルールがないのが文化祭のルールみたいなものだと森村誠一氏は語っておられます。
文化祭にはまられるほど穏やかないい晩年をお過ごしになっていらっしゃるという事なのかも知れませんね。
けれど、この余りにも単純な画像と言葉のコラボこそが、文化祭の最高の魅力ではないかと私は思います。
確かにその通りで、目は口ほどにものを言うと言われるように、写真は視覚から沢山の情報を伝えられる素材です。
その写真に十七文字の言葉を添えたのが文化祭な訳ですからね。
森村誠一と言えば、「人間の証明」や「悪魔の飽食」などで知られるハードボイルド系の推理作家。
それより、写真には言い表せない自分の気持ちを添える事で、その写真が言葉を放つようになります。

文化祭を世に広めた事で、新たな文学者として今再び脚光を浴びる森村誠一氏。
よくよく考えてみれば、これは画像は画像に、言葉は言葉に頼るという非常にストレートな表現方法。
まあこれは余りにも子供じみた文化祭ですが、あくまでも一例なので、ご勘弁を。
実際、森村誠一氏自身も、毎日の散歩の中で、この文化祭という新しい表現方法を思い付かれたそうですよ。
実際、森村誠一氏を審査委員長に迎え、フォト俳句コンテストなどを開催する自治体も増えているそうですよ。
文化祭の作り方のノウハウは、趣味関連のブログやサイトでも沢山紹介されていますから、いくらでも極められると思います。
勿論初心者でも大歓迎だそうですから、一度試しにアップされてみられてはいかがでしょうか。
でも、自分の世界観を本当に出したければ、森村先生のおっしゃるように、細かなルールに拘らない事が何より大事。
独断と偏見で進めてこそ、本当に素敵な文化祭が作れるのかも知れませんね。

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