セレブたちに浸透しているガガミラノの魅力

さっきから夢中でガガミラノについて語り合っている二人が手にしているのは固定電話の受話器。

ガガミラノ全てが高価だとは限ってはいないが、たった一つで父の給料の3分の1程度するものもすくなくない。
ガガミラノをはじめ、他のブランド品にここまで興味があるのなら、ファッション関連のブログやサイトはきっと見るのも書くのも面白いはず。
まあ携帯電話が主流になり、すっかり影の薄くなった家庭用の固定電話、これほど毎日のように使ってもらえれば本望というものだろう。
パソコンを使えるようになれば二人の世界もきっと広がるだろう。
にも関わらず世の中全体の波には今イチうまく乗れないらしく、揃ってアナログ人生を歩み続けている。
お互いショッピングモールやデパートへ足を運んでは、随時新しい情報を入手し、こうして電話でこうかんしているらしいのだ。
これは今回のガガミラノに限った事ではなく、先週末は別のブランドの新作バッグや財布の話題で盛り上がっていた。

ガガミラノは一生に一度は買いたいけど、私には似合わないような気もするわ。
それに何と言っても、ガガミラノの今年の新作は高過ぎ、ただですらも家計が苦しいこの時期に手が出さる訳ないじゃない。
今日も又、我が家ではすっかりおなじみの母と叔母さんのロングトークが展開している。
それに何より、この二人にはもう少しデジタル化して、ネットやメールを楽しむようにしてもらいたいものだ。
因みに、電話の向こうの叔母さんというのは母の双子の妹で、ともに50代前半の専業主婦、本来ならガガミラノのような高級品に関心を持つべきではない身分かも知れない。
ガガミラノの新作はブログやサイトで上手に探すのが一番利口だし、情報数が店頭とは全く違うので、見ているだけでも飽きないのではないかと思う。