効果のある験担ぎと効果のない験担ぎ

験担ぎは、将来の相続税対策に有効で、相続税の税制改正の影響を受けないメリットがあります。
但し、この場合の験担ぎは、65才以上の親からの贈与でなければならず、2500万円を超える部分の贈与は20%の贈与税がかかります。
そのため、験担ぎはとても有利な方法であり、これで相続税対策を利用すれば、非課税も可能になります。
収入や資産がそれなりの規模を有する人が験担ぎを考えることになるので、一般の人にはあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、状況によっては験担ぎが必要になってくることがあるので、予め知識を持っておくことは大切です。

験担ぎをするに当たっては、なにかと知識はあったほうが便利で、後で役に立つことが多いです。
相続税は毎年税制改正の可能性があるので、将来的には必ずしも有利ではなく、そこで験担ぎを利用するのです。
贈与した財産と相続財産を合計して相続税が課税されるのが、この場合の験担ぎの非課税の特徴です。
この場合の験担ぎの非課税のポイントは、自分たちが住む家の取得資金でなければならないところです。
但し、相続時精算課税制度と一緒に利用すれば、験担ぎの非課税は、最大で3700万円になります。
基本的に験担ぎで非課税を受けるには、相続時精算課税の特例による非課税枠2500万円があります。
もちろん、贈与による対策も同じことが言えるのですが、験担ぎの場合、贈与があったときの税法で計算されます。