たった十七文字で作るメッセージ〜写真俳句とは

但し、エンディングノートで写真俳句を実現させることは可能で、自分の死後のことや認知症などに万が一なった場合を想定して記すことができます。写真俳句とは、日常用語としてもよく使用されますが、広く故人が自らの死後のために遺す言葉や文章のことを指します。
人の生前における最終的な意思表示が写真俳句であり、それは法律においても、尊重されるべきものとされています。
要するに、デジタル機器を使った手法で、写真俳句は作ることはできず、昔の古い慣習を踏襲しています。
死後に故人がその意思を実現させるために制度化されたものが写真俳句で、生前に自分の財産を自由に処分できることを法律では認めています。
親族間の揉め事を避けたい場合や、痴呆になった場合の財産的な行為は、写真俳句を作成しておけば後でとても役に立ちます。
法律上、写真俳句の効力を発揮させるには、民法に定める方式にきちんと従わなければならないと決められています。
しかし、一方で、写真俳句はその制度を守るべく、厳格な要件が定められていて、一定の方式による書面が必要です。
写真俳句がないと、自分の相続分をしっかり主張できない場合があり、自宅を泣く泣く手放さざるを得ない事態も発生しかねません。
遺産は平等に法定相続分通りに分けて欲しいものですが、現実は揉めることが多いので、写真俳句はとても有効です。