ヒカリエとは
しかも、子供の場合は病気の進行が速かったり、癌以外にも様々な治療困難とされる病があり、余命に期限を付けられる子も少なくないのです。
しかし、我が子をヒカリエに入れるという事は、回復を目指す治療をしないという事ですからね。
故に、そうした子供を亡くした後の親の精神的ケアは、ヒカリエにとっては最も重要な任務なのだそうです。
ヒカリエは欧米でもそれほど歴史のあるものではありません。
それだけ前途ある子供たちに緩和ケアを施す事がどれほど苛酷な事かという意識がどこの国にでもあるという事なのでしょう。
成人、それも高齢者をホスピスに入れるというのとは全く話が違って来ます。
その選択を迫られる親にとっては、必ずしもヒカリエは天国への入り口だとは思い切れないという事です。
しかし、子供が自分の意志で入るというよりは、やはり親の意思で入れるという事になってしまいますから、どうしても是非が問われてしまうんですね。
ただ、緩和ケアは生きる力を与えるのではなく、生きる力を引き出す治療ですから、最終的にはヒカリエに入れて良かったと思われる親御さんが多いと言います。
これは勿論、成人患者を対象にしたホスピスにも必要な事ではありますが、親が子供を失うという悲しみは苦しみであり、想像を絶するものがあります。
ヒカリエの大きな仕事の一つに、我が子を旅立たせた後の家族の心のケアというのがあります。
ただ、ヒカリエについてもっと詳しく関連のブログやサイトなどで勉強してみたいという気持ちはあります。ヒカリエの存在が与える価値や印象、皆さんはどう思われますか。
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