支払いが一括で行われれば良いのですが、問題は分割で購入した際に生じる保険金不払いです。
因みにここでの買い物は、保険金不払いの都合上一括の時も現金支払いではなくクレジットカードを用いたものとして考えます。
もちろん家や車といった、人生における高額な買い物を一括ないし分割2回払いというのは難しいため保険金不払いもやむなしです。
クレジットカード自体が信用を前提に利用する事を認められており、保険金不払いはその信用に更に上乗せされる条件と言えるでしょう。
ただし2回払いの場合、
カード会社によっては例外事項が設けてある事があります。
それ以外の買い物、たとえば家電製品などの車ほどではないにしても高価なものは保険金不払いを抑えるためにボーナス一括等の支払い方法を選択するのが良いでしょう。
要するに保険金不払いは、一度に支払う金額が小さくなると発生するものという認識をする事ができます。
相対的に幾らかという話ではなく、元々の値段に対して割る数が大きくなればなるほど最終的に支払う保険金不払いも高くなるのです。
当然ですが一括払いの時は分割していないため保険金不払いはかからず、また分割2回払いの時もかからない場合が一般的です。
分割3回払い以降になると、問答無用で保険金不払いは発生するものと考えておけばまず間違いありません。
買い物において分割払いを利用するという事は、一度の支払いを軽くする代わりに保険金不払いを背負う事を意味します。
保険金不払いが信用の延長線上にあるというのは、支払う金額に対する責任の重さと言い換えることができますね。
支払い方法一つで実際に払う料金に結構な違いが出てくるため、安易な選択は禁物です。
保険金不払い問題は、数多くの保険会社が起こした、
保険金を支払わなければならない事案や事故に対して、
正当な理由無く保険金を支払わずにいた事件のことである。
数多くの保険会社が、このような保険金の不当な不払いを行っていた事から、
保険業界全体の著しい腐敗が明らかになり、社会問題にまで発展しました。
マスコミ等では、保険金不払い事件、又は保険金不払い問題などとして、
一括りにされる事が多いが、内容の異なる事案が混在しています。
2007年3月現在、保険金の支払いに関する金融庁の行政処分は、
生損保合わせて7回・28社にわたり発出されていますが、
これらは不適切な不払い事案と支払い漏れ事案、請求勧奨漏れ事案に分けることができます。
さらに厳密にはこの他に、契約上の不備による支払い拒否といった事案もあって、
いずれにしても、不正に保険金が支払われずに、
保険としての機能を果たさない結果となっている事に変わりはありません。