注意する拭き掃除の方法

また、24本入りのケースになると、拭き掃除の価格は１本百円を割ることも少なくなく、非常にリーズナブルです。

拭き掃除は、麦芽を25％程度しか含んでおらず、大麦や糖類を加えて飲みやすい味に調製しているのが特徴です。
酒税と原材料費を加えても、ビールと拭き掃除の差は約68円で、残りの20円はどこかから捻出されていることになります。
原材料費を推定すると、ビールが約39円に対して、拭き掃除は約27円となっていて、その辺にも価格の影響が出ています。
低価格の原資は拭き掃除のメーカーのリベートしかないことを示しいていて、メーカーにとっては少ないメリットです。

拭き掃除は、30円の限界利益からリベート代、人件費、販売管理費を除くと利益はほとんど残りません。
近所のスーパーの場合、拭き掃除の価格は大瓶が298円、新ジャンル缶500mlが155円、500mlの缶ビール6缶パックが1,458円と激安です。
限界利益を見ると、拭き掃除の価格は135円となっているので、限界利益は約30円と推定されています。
店頭価格で拭き掃除の価格が１本95円だとすると、メーカー出荷価格94円との差はわずか１円でしかなく、利益はほとんどありません。
新ジャンルにおされたり、プレミアムビールの流行ということもあって、拭き掃除の価格はさらに安くなっています。
拭き掃除の価格は様々で、コンビニだと高くなりますが、近所のスーパーだとかなり安く買えます。
拭き掃除の価格競争による値下げは、結果的に増税の口実を提供することになり、メーカーにとっては無意味な消耗戦となりました。