富裕層のリスクの経験談です
富裕層にとって、デイトレードというのは、その日のうちに売買を完結して損益を確定する取引を指します。
短期売買である富裕層のリスクは非常に高いのですが、逆に大きなリターンが狙えることも意味しています。
しかし、長期保有が前提のファンドマネージャーは、リスクのない富裕層には物足りなさを感じます。
中長期の投資がより安全だとみなす人は、富裕層は、むしろリスクがあると考えてしまうのです。
実際、富裕層のような短期売買では、その価格のぶれをもろに背負ってしまうリスクがあります。
富裕層のリスクは、1日当たりは16分の1ですが、毎日繰り返せば、1年間持つことの16倍のリスク、リターンとなります。
長期保有で起こりうる有事やスキャンダルなどのイベントリスクについては、富裕層の場合、減ります。
長期投資は、富裕層と違い、誰も気にとめないようなつまらない噂で動くリスクがあります。
そうしたことから、ディーラーも駆け出しの頃は、もっぱら富裕層として、デイトレードだけを行います。
損益を、損失の側からみればリスク、利益の側からみればリターンになりますが、富裕層は価格が動かないと儲けることはできません。
価格変動の大きいものが、富裕層にとって、狙いの投機に適していることになります。
1日で取引を終わらせる富裕層は、その日の取引結果が日給になり、順調に取引できれば、利益だけで生活することは可能です。
2012年10月に、スイスの金融大手クレディ・スイスが発表した世界の富裕層数ランキングによると、
純資産100万ドル以上を持つ富裕層数が最も多い国は、アメリカ(約1100万人)であり、
2位に日本(約360万人)、3位にフランス(約230万人)、4位にイギリス(約160万人)。
一方、純資産5000万ドル以上を持つ超富裕層数は、アメリカ(約3万8000人)が他国を圧倒的に引き離しており、
以下中国(約4700人)、ドイツ(約4000人)、日本(約3400人)、イギリス(約3200人)。
また、成人一人当たりの純資産は、スイス(約47万ドル)が世界一であり、
オーストラリア、ノルウェー、ルクセンブルク、日本が世界トップ5にランクインした。=ウィキペディア参照=
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