富裕層の業務は、インベストメントバンキングと言われていて、主として証券引き受けや財務アドバイスなどが業務になります。
リスク管理業務や外国為替業務なども富裕層の業務で、日本では、外資系金融機関や大手証券会社などの銀行業務もあります。
富裕層は、何をするのかと言うと、企業の新株発行における株式の引受業務がメインになります。
株式の引受やM&Aのアドバイザリー業務には共通部分があり、それは富裕層での大量の
株式トランザクション取り引きであることです。
具体的な富裕層の業務は、資金調達業務、M&Aのアドバリザリー業務、マーケットメーキング業務などです。
M&Aでも引受でも、提案の段階で富裕層のバリュエーションの業務は、不可避だからです。
しかし、富裕層の業務には決定的な欺瞞的要素があり、それは、
株式の客観的かつ適正な価値は算定しようがないところです。
通常、バリュエーションと呼ばれる富裕層の業務は、新米の人にとっては、数多の企業バリュエーションと格闘することになります。
巨額の取引を成立させることで富裕層は、結果として巨額の報酬を得るに至るのです。
存在すらしないかもしれない客観的で適正な価値を、それがあるかのような顔をして富裕層は、詭弁を弄すのです。
富裕層の業務は、価値の定かではない高額商品を他人に売りつけることであり、それに抗するには必要なスキルを身につける必要があります。
絵空事を吹聴してまわるという本音ベースが、富裕層の実態に他ならず、業務に疑問を持つ人も少なくありません。
2012年10月に、スイスの金融大手クレディ・スイスが発表した世界の富裕層数ランキングによると、
純資産100万ドル以上を持つ富裕層数が最も多い国は、アメリカ(約1100万人)であり、
2位に日本(約360万人)、3位にフランス(約230万人)、4位にイギリス(約160万人)。
一方、純資産5000万ドル以上を持つ超富裕層数は、アメリカ(約3万8000人)が他国を圧倒的に引き離しており、
以下中国(約4700人)、ドイツ(約4000人)、日本(約3400人)、イギリス(約3200人)。
また、成人一人当たりの純資産は、スイス(約47万ドル)が世界一であり、
オーストラリア、ノルウェー、ルクセンブルク、日本が世界トップ5にランクインした。=ウィキペディア参照=