見直してみたい機能性インナーについて

でも、100パーセント麻の機能性インナーって、案外高級品なんですよね。
確かに、最近は空前の機能性インナーブームだと言われ、シルキードライやメッシュなど、様々な素材が売り出されています。
ただし、この麻、案外洗濯しにくいのが玉に瑕で、思いの他容易に色落ちしたり、毛羽だったりするのであります。
まあね、お父さんたちがインナーとして履く白の機能性インナーなら、色落ちの心配はないでしょうし、少々毛羽だったりシワになっていてもどうって事はないでしょう。

機能性インナーだけではなく、特に着物の下に着用する下着類は、肌触りのいい麻が好ましいとされています。
それに、見るからに機能性インナーっていう感じの麻や綿の白地というのも、若い人にはウケにくいものと考えられます。
それに、特に最近はカラフルな機能性インナーが多いから、色落ちが心配で他の物と一緒に洗えないのでは面倒です。
シンプルな天竺や人気のドライ生地もいいでしょうけど、日本男児ならやっぱ麻ですよ、麻。

機能性インナー文化も随分様変わりし、近代化しては来ましたが、やはり麻仕立ては捨てられません。
そのため、麻よりも流行りのドライメッシュ地などがよく用いられるのでしょう。
そのため、洗濯も容易で、デザインの巾も広がる他の化学繊維が多く用いられてしまうのでしょう。
けれど、せっかくですから、この機会に、100パーセント天然素材の麻機能性インナーを是非お試しあれ。
でも、今流行りのルームパンツやワンマイルパンツとしての履き方をする場合はちょっと問題ですよねぇ。
麻の機能性インナーの良さはアパレル関連のブログやサイトにもあれこれ紹介されているので、一度じっくり読んでみられるといいでしょう。