難病患者から、iPS細胞を作ることができるのなら、
その発症となっている原因や治療に生かせる可能性があります。

非常に画期的な研究であると称賛されているiPS細胞ですが、
その理由は、体細胞に特定の遺伝子を導入できるからなんですね。
そうする事で、iPS細胞へ変化させる事ができる事に大きな意義があるのです。

iPS細胞は、その優れた多能性を有する能力により、
無限に増殖する力かがあり、人工多能性幹細胞と言われています。

iPS細胞とQOLは人気なんです


ただ、家族にとっては、今後一切治療をしないという選択肢でもありますからね。
これこそがiPS細胞のスタッフが求める、そして求められるQOLでもあります。
例え本人がそれを望んで、本人がそれを望むのであればという思いはあっても、まだという僅かな奇跡を願う気持ちとの葛藤があると思うんです。
やはりiPS細胞のスタッフにとって最も大切な事は、心と心で付き合い、個人のQOLを極めて行く事なんだろうと私は思います。
ですから、全ての患者さんのQOLを追求し、いかにその人の人生の最後をその人らしく終わらせて上げられるか。
QOLというのは、個々が持つ人生の質感と社会的質感の事で、ある意味、一個人の幸福のバロメーターとも言えます。
そういう意味では、iPS細胞に入る事を決断した段階で、本人は勿論、家族のQOLも大きく変化するのかも知れませんね。

iPS細胞で自分らしく、即ちQOLを大切にした人生の最期を迎える。
とにもかくにも、今の時代、人生の終幕を考える事が一つのライフスタイルにもなっています。
もっと分かりやすく言えば、一人一人がどれだけ自分らしく生きられるかというもので、正しくiPS細胞が意とするところなんですね。
愛する人の死を謂わば黙認する訳ですから、それが自分らしい人生であるはずがないだろうと考えるからです。

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