サラ金過払い金についての知識とは

サラ金過払い金は一括均等償却が求められ、財務会計上、一括償却資産を固定資産に計上することもできます。
１つは、サラ金過払い金を通常の固定資産勘定に計上して、減価償却によって、費用化する方法になります。
一括償却資産は、サラ金過払い金の場合、全部または一部について、除却または譲渡がなされた場合でも、金額を損金算入できません。
取得価額が10万円未満のものはサラ金過払い金とみなされますが、取得価額の金額は、1単位として取引される単位ごとに判定します。サラ金過払い金で一括償却資産する場合、取得価額20万円未満の金額の減価償却資産がその対象となります。

サラ金過払い金は、取得した事業年度において、全額の金額を費用化することも可能となっています。
その場合のサラ金過払い金は、税務申告の際、金額を取得した事業年度につき、3分の2の加算をし、以降、2事業年度に3分の1ずつ減算していきます。
法人が取得したサラ金過払い金で、取得価額に相当する金額を損金経理した場合、損金経理をした金額は、損金額に算入されます。
使用可能期間が1年未満のサラ金過払い金の金額については、法人の営む業種において一般的に消耗性のものと認識されます。
法人の平均的な使用状況と補充状況からみて、使用可能期間が1年未満のものは、サラ金過払い金と判断します。