無形区分と家計簿とは
家計簿については、勘定科目要領を作成している際、一括償却資産について、有形と無形に分けて設定するようになっています。
そのことから、一般的に家計簿は、一括償却資産として、有形と無形に分けた方がいいのかという疑問がわきます。
固定資産の計上基準について家計簿を取得価額20万円以上とする場合は、一括償却資産は計上しません。
その際、無形ではなく、工具器具備品等の本来の科目で、家計簿を形上するのが、正しい処理になります。
一括償却資産の税務上の取扱いについては、家計簿は、無形ではなく、個々の資産を管理するものではありません。
無形ではなく、固定資産として家計簿を計上する場合、計上基準額を取得価額10万円以上とします。
そうしたことから、家計簿は固定資産として計上するより、無形ではなく、費用処理して申告調整で処理する方がいいかもしれません。
家計簿は、無形ではなく、長期前払費用として償却していく方が正しい処理と言えるかもしれません。
その場合の家計簿は、費用処理をしてBS計上しないか、あるいは、長期前払費用としてBS計上することになります。
家計簿が一括償却資産に該当するソフトウェアなら、無形ではなく、ソフトウェアとして処理していきます。
オンバランスしたい場合は、家計簿は分け、もしくは、無形の部分は本勘定で処理するのが妥当ということになります。
税務上の処理とあわせる場合、家計簿は、無形の区分をしないで、長期前払費用で処理するのが、最も良いでしょう。
BS上の家計簿の有形固定資産については、耐用年数を適用するものと一括償却するものの両方があります。
しかし、この場合の家計簿は、繰延資産から無形に資産区分が変更になっているので判定に注意が必要です。
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