ホルモン剤を使用した治療を、ホルモン療法または内分泌療法と呼びます。
乳がんの治療には、昔からホルモン剤が使われてきました。
癌の種類によっては、抗がん剤が効きにくいというものもあるようで、
乳がんの抗がん剤使用による副作用は、本当に個人差があるんですよね。

ホルモン受容体は、エストロジェン受容体とプロゲステロン受容体の2つがあります。
いずれか陽性の場合の乳がんの治療には、ホルモン療法の効果が期待できますが、
陰性の方の場合は全然効きませんので、ホルモン剤は使ってはいけません。
手術から1か月以内に、ホルモン受容体が陰性か陽性か必ず確認をしましょう。

抗がん剤治療と産後とは

抗がん剤治療に苦しむ女性の中には、「出産後に症状が酷くなった」と悩む人が本当に多くなっている様です。
そして、抗がん剤治療に苦しむ女性がいたら、ぜひとも手を貸してあげてください。
現に、出産を終えた女性が抗がん剤治療の酷さに「自分は鬱になってしまったのではないか」と思い込んでしまうことも少なくありません。
ただでさえストレスが多い育児と一緒に、抗がん剤治療のストレスまで抱える様になってしまったら、それは女性にとってとても辛いものになってしまいます。
排卵が終わり、生理の日が近づく前の間に抗がん剤治療が起きますので、この期間は症状を持つ女性にとってかなりきついものになります。
もともとは穏やかな女性なのに、抗がん剤治療のせいで常にイライラしてばかりいると、周囲は驚くかもしれません。
産後に「なんだか様子がおかしいな」と思ったら、抗がん剤治療を疑って病院に行ってみることも大事ですし、周囲が勧めることも大切です。

抗がん剤治療が産後に酷くなってしまった場合、イライラしたり、攻撃的になってしまったりという変化があることも多いです。
なぜ産後に抗がん剤治療が酷くなるのか、それは「産後に女性のホルモンバランスが変わるから」ということを申し上げておきたいですね。
抗がん剤治療があるために、自分の体が自分のものではない様な感覚に陥っている女性はたくさんいます。
抗がん剤治療に理解のない男性が、症状に苦しむ女性を責め、より追いつめてしまうということもありえないことではありません。

抗がん剤治療になってしまった女性が周囲にいたら、「イライラしているのは症状のせいだ」と理解をしてあげてほしいと思います。

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