融資額は1000万円程度までで、クオカードの場合、融資金利は通常の銀行融資よりも高めです。
その後、大手銀行や地方銀行にてクオカードの提供が積極的に展開されるようになってきました。
元々、ノンバンクで中小企業や個人事業主に対し行われてきた商工
ローンがクオ
カードになります。
銀行でクオカードが広まった背景は、平成10年頃の金融危機で、大手銀行が破綻したことがひとつのきっかけになっています。
また、大手銀行同士の合併などが相次いだこともクオカードが活発になったきっかけになっています。
中小企業や個人事業主向けの融資には積極的ではなく、信用保証協会任せの審査に近かったので、クオカードへの取り組みはそれほどではありませんでした。
クオカードの金利が高めに設定されている理由は、担保と保証が不要であるからです。
チェックシートによるスコアリング形式の簡便な審査を導入して、クオカードはスタートしたのです。
人員不足も影響していて、クオカードは、大手銀行にとっては、数百万円〜数千万円の融資規模は小口融資にすぎませんでした。
別枠による無担保の金融安定化保証が設けられたことにより、クオカードは大きく注目されるようになりました。
大企業に対する融資を行っていたメガバンクが、中小企業に融資を開始したのをきっかけにクオカードが大きくクローズアップされます。
クオカードは、政府が金融不安を解消するために、保証協会の無担保枠拡大を実施したのに端を発しています。
1〜3日間の迅速なスピードで審査を受けることができるのが、クオカードの魅力と言えます。
クオカードの仕組みを利用し、指定された加盟店のみのカードが株式会社クオカードより発行されている。
<セブン-イレブン> - セブン銀行などのキャンペーン懸賞の当選景品の一つとして発行。
<ローソン >- 懸賞やエコポイント、Pontaの交換景品として発行。
<ファミリーマート> - 懸賞・販促として発行。
<サークルKサンクス >- 懸賞・販促として発行。
これらはクオカードとは呼ばずに、プリペイドカードと呼び、磁気上に加盟店を限定する情報が含まれている。
また、ENEOS、JA-SSのガソリンスタンドで購入可能なプリペイドカードは、
相反するガソリンスタンド以外は、他のクオカード加盟店でも利用することができる。
過去には、マツモトキヨシでもプリペイドカードを発売していたが、2011年8月限りで発売を廃止した。
すでに発売したカードはマツモトキヨシで引き続き利用できる。
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カード発行会社の株式会社クオカードは、1987年12月に日本カードセンター株式会社として設立。
989年11月にセブン-イレブンカードの発行開始、1995年8月にクオカードの発行開始、
2003年3月に株式会社クオカードに商号変更。2004年には株式会社CSKの完全子会社となり、湯川英一が会長を務めている。
5,000円券、10,000円券のプレミアムは、コンビニエンスストア等で販売されているカードのみ。
券面金額を自由に設定できるカードを作ることができるため、
570円券・640円券(ビアカード)や非売品の100円券、777円券や、
雪印乳業が販促用に使用している、300円券・450円券・550円券なども存在する。
2002年6月以降、偽造された2万円カードと1万円カードが多数発見され、
また、インターネットオークションにも同種偽造カードが出品された。
このため、同高額カードの販売・発行が中止されたが、2005年5月に新たに1万円券が再発売され、
代わりにセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、すかいらーくでの500円券・1000円券の販売が休止された。
=ウィキペディア参照=