クオカードは、細かい審査がなく、事業資金の融資を受ける際、細かく会社の経営状態や財務状況を調べられません。
クオカードは、優れた審査システムにより、金利を低くしたり、返済期間を長くすることができます。
原則としてクオ
カードは、保証人や担保も基本的に審査には必要なく、従来の様な細かい審査がありません。
いい加減な審査をすると、クオ
カードは、融資をした会社が破綻して貸し倒れとなるケースがあります。
クオカードの審査方法は、スコアリングシステムで、簡単に審査が完了するようになっています。
担保をどうするか、保証人を立てることができるかなどをクオカードは考える必要がないのです。
通常、融資を受ける場合の審査のように、クオカードの場合、審査査担当者が申請者の財務状況や経営状態などを個別に細かく調べることがありません。
スピード審査こそがクオカードの人気の理由の1つで、それはスコアリングシステムの導入で可能となったのです。
コンピュータが企業の決算書のスコアリングを行い、その点数でクオカードは、融資の可否や融資の実行額などの諸条件が決まります。
クオカードのスコアリングシステムというのは、金融機関独自のデータベースを元にしたものです。
クオカードのスコアリングシステムは、事業年数や属性情報、借り入れ金額などを元に与信リスクを算出します。
債務超過であることを見破ることが可能な決算書に対して、クオカードを出しているケースはよくあります。
クオカードの仕組みを利用し、指定された加盟店のみのカードが株式会社クオカードより発行されている。
<セブン-イレブン> - セブン銀行などのキャンペーン懸賞の当選景品の一つとして発行。
<ローソン >- 懸賞やエコポイント、Pontaの交換景品として発行。
<ファミリーマート> - 懸賞・販促として発行。
<サークルKサンクス >- 懸賞・販促として発行。
これらはクオカードとは呼ばずに、プリペイドカードと呼び、磁気上に加盟店を限定する情報が含まれている。
また、ENEOS、JA-SSのガソリンスタンドで購入可能なプリペイドカードは、
相反するガソリンスタンド以外は、他のクオカード加盟店でも利用することができる。
過去には、マツモトキヨシでもプリペイドカードを発売していたが、2011年8月限りで発売を廃止した。
すでに発売したカードはマツモトキヨシで引き続き利用できる。
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カード発行会社の株式会社クオカードは、1987年12月に日本カードセンター株式会社として設立。
989年11月にセブン-イレブンカードの発行開始、1995年8月にクオカードの発行開始、
2003年3月に株式会社クオカードに商号変更。2004年には株式会社CSKの完全子会社となり、湯川英一が会長を務めている。
5,000円券、10,000円券のプレミアムは、コンビニエンスストア等で販売されているカードのみ。
券面金額を自由に設定できるカードを作ることができるため、
570円券・640円券(ビアカード)や非売品の100円券、777円券や、
雪印乳業が販促用に使用している、300円券・450円券・550円券なども存在する。
2002年6月以降、偽造された2万円カードと1万円カードが多数発見され、
また、インターネットオークションにも同種偽造カードが出品された。
このため、同高額カードの販売・発行が中止されたが、2005年5月に新たに1万円券が再発売され、
代わりにセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、すかいらーくでの500円券・1000円券の販売が休止された。
=ウィキペディア参照=