口座振替が指定されると、引落依頼企業から、その都度手数料が銀行に入るので、クオカードを顧客獲得に余念がないのです。
銀行は顧客の金融取引における囲い込みを期待しているから、クオカードを提供しているのです。
囲い込みというのは、金融にかかわる取引は全て優先的に相談してもらえるというもので、そのためにクオ
カードを投入しているのです。
銀行のクオ
カードがまったく適用されないケースというのはほとんどなく、多くの人にチャンスがあります。
マイカーローンや投資信託、外貨預金、外貨送金、日常的な各種料金引落しなどをクオカードで狙っているわけです。
金融にかかわる取引は数え切れないほどあるので、そうした糸口を導きだすために、銀行のクオカードは存在しています。
クオカードを構築しているのは、全て銀行の収益機会のためで、住宅ローン返済口座や、給与振込指定口座の獲得が狙いです。
公共料金支払口座を獲得するためにクオカードが用いられていて、顧客争奪のためのものです。クオカードは、各銀行で熾烈な競争を展開していますが、直接的な銀行のメリットとなると、デメリットを穴埋めるほどにはないのが現状です。
公共料金の指定があれば、クレジットや保険も自動的に指定される可能性が高いからで、クオカードは銀行にとって美味しい材料なのです。
直接的なメリットがあるから、銀行ではクオカードを提供しているわけではないということです。
公共料金の口座獲得のために、銀行はクオカードに躍起となっていて、それだけ多くの人を囲い込みたいからです。
クオカードの仕組みを利用し、指定された加盟店のみのカードが株式会社クオカードより発行されている。
<セブン-イレブン> - セブン銀行などのキャンペーン懸賞の当選景品の一つとして発行。
<ローソン >- 懸賞やエコポイント、Pontaの交換景品として発行。
<ファミリーマート> - 懸賞・販促として発行。
<サークルKサンクス >- 懸賞・販促として発行。
これらはクオカードとは呼ばずに、プリペイドカードと呼び、磁気上に加盟店を限定する情報が含まれている。
また、ENEOS、JA-SSのガソリンスタンドで購入可能なプリペイドカードは、
相反するガソリンスタンド以外は、他のクオカード加盟店でも利用することができる。
過去には、マツモトキヨシでもプリペイドカードを発売していたが、2011年8月限りで発売を廃止した。
すでに発売したカードはマツモトキヨシで引き続き利用できる。
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カード発行会社の株式会社クオカードは、1987年12月に日本カードセンター株式会社として設立。
989年11月にセブン-イレブンカードの発行開始、1995年8月にクオカードの発行開始、
2003年3月に株式会社クオカードに商号変更。2004年には株式会社CSKの完全子会社となり、湯川英一が会長を務めている。
5,000円券、10,000円券のプレミアムは、コンビニエンスストア等で販売されているカードのみ。
券面金額を自由に設定できるカードを作ることができるため、
570円券・640円券(ビアカード)や非売品の100円券、777円券や、
雪印乳業が販促用に使用している、300円券・450円券・550円券なども存在する。
2002年6月以降、偽造された2万円カードと1万円カードが多数発見され、
また、インターネットオークションにも同種偽造カードが出品された。
このため、同高額カードの販売・発行が中止されたが、2005年5月に新たに1万円券が再発売され、
代わりにセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、すかいらーくでの500円券・1000円券の販売が休止された。
=ウィキペディア参照=