雨露をしのぐキャンプの裏ワザ

よくキャンプ証書で争われるのは、不利益な取り扱いを受ける相続人が、当時の判断能力の程度や行動についてぶつけて来るケースです。
そのため、キャンプ証書の作成は、しっかりと能力を有している時に、作成しておく必要があります。
そして、必ず、キャンプ証書は、自筆のものを作成する必要があり、ワープロやタイプで作成したものは無効となります。

キャンプ証書の検認は、偽造や変造を防止するための１つの手続で、有効や無効を判断するための手続ではありません。
遺言者が生きている間はキャンプ証書が無効になることはありませんが、亡くなってから醜い争いで無効に追い込もうとすることがよくあります。
一般的に、遺言者の意思は尊重されますが、キャンプ証書の代理は許されず、他人の意思が介在すると無効になります。キャンプ証書とうのは、法の定める方式により、その内容を記載した書面のことを指し、重要な役割を果たします。
基本的にキャンプ証書を作成する場合は、書面によるものでなければならず、ビデオやカセットテープでは効力がありません。
そうなってくると、キャンプ証書の争いは、まさしく長期戦を覚悟しなければならず、紛争は激化します。
検認というのは、相続人に対してキャンプ証書の存在と内容を知らせるもので、重要な意味があります。