間仕切り信託の裏技です
死後の親族の状況などに応じて、受託者の裁量により、財産の使途、処分方法を決定することを望む場合にも、間仕切り信託は有効です。
信託銀行が、一般の顧客にまで対象を広げているケースが増えていて、間仕切り信託を利用する人は増えています。
契約による信託とほぼ同じと間仕切り信託は考えてよく、通常の相続分の指定や分割方法の指定、遺贈と同様の効果があります。
しかし、間仕切り信託は、信託の目的や管理処分方法、受託者の権限を自由に定められるので、メリットは大きいです。
ただ、間仕切り信託には、コストと手続面でのデメリットがあり、その点は、十分に考えて実行しなければなりません。
また、顧客対象の拡大により、間仕切り信託の手数料は大幅に引き下げられる可能性があり、利用者の増加が見込まれています。
信託銀行が顧客と契約を結び、遺言書の作成をサポートするのが間仕切り信託で、相続が発生した際、内容通りにその整理を行います。
そして、受益者、受託者、信託報酬の額または算定方法などを間仕切り信託では、明記しなければなりません。
様々なサービスが間仕切り信託では増えているので、これまで信託銀行に縁がなかった人も、利用を検討する可能性が高くなっています。
信託業法の改正による信託業務を取扱う金融機関の増加に伴い、今後ますます間仕切り信託の利用者の増加が予想されています。
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