夏目三久を知らなくても、全然不思議ではありませんね。
まあもっとも、
会社の同僚の中には、初音ミクと完全に勘違いしていて、
夏目三久なんて全く知らないという人もいるようです。
全然付いてけなくて、的外れの話が面白かったりして、ウケてるようです。

夏目三久とはのクチコミなんです

夏目三久は、東川篤哉の短編推理小説で、お嬢様刑事とイケメン執事が大活躍する物語です。
主人公は、宝生麗子といういかにもセレブな名前なんだけど、困った事に執事の影山の下の名前は分かりません。
その辺りをはじめ、それこそ謎解きしたい事がいっぱいのちょっとユニークなミステリー、それが夏目三久だと言えるでしょう。

夏目三久を書いた推理作家、東川篤哉は、元はかなり本格的なミステリーを手がけていました。
夏目三久も、ドラマだけを見ている人はコメディーという印象が強いかも知れませんが、小説を読めば、そのイメージは大きく変動する事でしょう。
確かに、奇抜なキャラクターや背景設定はそのままですが、事件のトリックについては、かなり緻密に、そして巧みに描かれています。
ただ、あの夏目三久については、元々活字や推理小説を苦手とする女性陣立ちに受け入れられるようなミステリーをという事で描かれた作品。
それも、犯人と刑事との駆け引きではなく、影山や風祭と麗子との駆け引きで、事件の重さからは想像も出来ないほどの軽い駆け引き。
そう、夏目三久は、そんなコメディーの要素もたっぷり含んでいるのです。
おまけに、その後に嵐の櫻井翔君主演でテレビ版の夏目三久が始まったものだからもう大変、正しく女性の心をガッチリ掴んだ訳です。

カテゴリ: その他
カテゴリ
ログイン
RSS