ノロウィルスの痛みのポイントとは
痛みは、ノロウィルスの主症状ではないのですが、時に痛みを感じることもあるので、注意しなければなりません。
また、ノロウィルスからくる痛みというのは、ひどくなると、動けなくなったりする場合もあり、非常にやっかいです。
発症する前には、風邪と似たような症状を訴える患者がノロウィルスでは非常に多いという特徴があります。
痛みというのは、ノロウィルスの中ではあまり知られていない症状なのですが、痛みが出た時は、すぐに医者に診てもらう必要があります。
ノロウィルスになると、耳が痛むということがたまに出てくることがあり、耳が痛くてどうしようもなくなった時は、すぐに耳鼻科に行くことです。
風邪をひいて耳が痛むこともあり、耳が痛くなる病気はたくさんあるので、痛くなったからといってノロウィルスとは判断できません。
但し、耳が痛くなったと同時に、確実に聴力が衰えた場合は、ノロウィルスの可能性が十分にあります。
ノロウィルスで痛みがかなり強くなってくると、最終的には入院という形になることもあります。
ノロウィルスの痛みはどんな感じの痛みなのかというと、ジンジンするような痛みがほとんどです。
また、痛みと共に耳鳴りがしたりした場合には、ノロウィルスが疑われるので、その時の症状を見逃してはいけません。
鼻がムズムズしたりすることも多く、ノロウィルスの場合、鼻の中がムズムズした後、
喉の痛みを訴えるケースもあります。
また、ノロウィルスにかかる1週間くらい前には、頭痛の症状がでてくる場合があり、薬を飲んでも全く効かず、喉の痛みから頭痛へと移行します。
ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルス。
カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になったり、
感染したヒトの糞便や吐瀉物、または、それらが乾燥したものから出る、塵埃を介して経口感染します。
ノロウイルス属による集団感染は、世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生しています。
ウイルスについての詳細な研究を行うには、適切な動物培養細胞を探して感染させて、
ウイルスを増殖させることが必要であるが、ノロウイルス属については、
実験室的に増殖させる方法が、まだ見つかっていません。
なのでノロウイルスについては、検査や治療方法に対する研究が、
他のウイルスと比べて格段に遅れているのが現状で、
乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3〜4週間生存するとされています。
ノロウイルス感染を予防するには、特に飲食物を扱う人が、十分な衛生管理を行う事が効果的な感染予防につながる。
ワクチンによる感染予防は、2010年現在ノロウイルス属に対する、
有効なワクチンが開発されていないため期待できません。
このノロウイルスに対する免疫は、感染者でも1〜2年で失われるといわれてます。
原因は、免疫抗体価低下説やウイルスの遺伝型が変化するため抗原性が変化するなどの説がありますが、
まだ確証は得られてません。このため、ノロウイルスワクチンの開発には困難が予想されます。
遺伝子型GI.1を標的とする経鼻型ワクチンが開発中で、18〜50歳の98人を対象とした臨床試験によれば、発症を半分近くに抑える効果があります。
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