ノロウィルスの後遺症とは
このノロウィルスの後遺症は、聞こえにくい耳の状況がもたらす、非常に特異な現象の1つと言えます。
いずれにせよ、ノロウィルスになってしまった時は、早急に病院へいくことで、引きのばしてはいけないことです。
めまいを感じてノロウィルスになると、人の話す声すらも聞こえにくくなり、当たり障りのない返答をするようになります。
基本的に、ノロウィルスは完治しにくい病ですが、放置すると症状は悪化し、後遺症を残すことになります。
発症後、ノロウィルスの場合、遅くても2週間の間に治療しないと、治ることはほぼ絶望的になります。
仮に日常生活に支障がない程度にノロウィルスが回復したとしても、後遺症として、耳に違和感が残るケースがよくあります。
どんな後遺症がノロウィルスにあるのかというと、一番よくあるのがやっかいな耳鳴りです。
そして、残りの3分の1のノロウィルスの患者は改善せず、その他の3分の1は後遺症が残ってしまいます。
実際にノロウィルスを克服して、聴力を回復することができても、後遺症が残る場合があります。
耳鳴りがそれほどひどくなくても、ノロウィルスの後遺症として出てきた場合は、状況次第で症状は悪化する可能性があります。
ノロウィルスの後遺症で注意を要するリクルーメント現象というのは、音が少し大きく響くだけで、急激に耳に響く症状です。
そして、ノロウィルスの後遺症としての耳鳴りも、患者の体調や患者をとりまく環境によって大きく変わってきます。
ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルス。
カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になったり、
感染したヒトの糞便や吐瀉物、または、それらが乾燥したものから出る、塵埃を介して経口感染します。
ノロウイルス属による集団感染は、世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生しています。
ウイルスについての詳細な研究を行うには、適切な動物培養細胞を探して感染させて、
ウイルスを増殖させることが必要であるが、ノロウイルス属については、
実験室的に増殖させる方法が、まだ見つかっていません。
なのでノロウイルスについては、検査や治療方法に対する研究が、
他のウイルスと比べて格段に遅れているのが現状で、
乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3〜4週間生存するとされています。
ノロウイルス感染を予防するには、特に飲食物を扱う人が、十分な衛生管理を行う事が効果的な感染予防につながる。
ワクチンによる感染予防は、2010年現在ノロウイルス属に対する、
有効なワクチンが開発されていないため期待できません。
このノロウイルスに対する免疫は、感染者でも1〜2年で失われるといわれてます。
原因は、免疫抗体価低下説やウイルスの遺伝型が変化するため抗原性が変化するなどの説がありますが、
まだ確証は得られてません。このため、ノロウイルスワクチンの開発には困難が予想されます。
遺伝子型GI.1を標的とする経鼻型ワクチンが開発中で、18〜50歳の98人を対象とした臨床試験によれば、発症を半分近くに抑える効果があります。
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