ノロウィルスの完治のポイントです
結局、どの薬剤がノロウィルスに最も有効であるかは結論として出ておらず、まだまだ完治は厳しい状況にあります。
現時点ではノロウィルスの発症時の状況や臨床所見、そして既往歴などを総合的に判断していくしかありません。
逆に言うと、ノロウィルスになって1カ月を過ぎてしまうと、改善の見込みが少なくなり、完治は望めません。
完治させるには、ノロウィルスに対して、徹底して治療していく必要がありますが、治療内容としては、主に血管の循環をよくしていきます。
入院してノロウィルスが完治しなくても、ある程度回復の兆候があれば、あとは外来で良いと判断され、退院できる場合があります。
ノロウィルスを完治させるには、炎症を抑えて、聴神経の機能を回復させる薬を内服する必要があります。
ウィルス感染説と内耳循環障害説がノロウィルスにはあり、急性期には、そうした原因を想定して治療を行います。
ノロウィルスで仮に入院するとしてもそれほど心配することはなく、期間は1か月もかかりません。
安静のみでも内耳循環障害の改善が期待され、ノロウィルスの完治への道に邁進するきっかけになることがあります。
ノロウィルスは、様々な治療法がありますが、どの治療法が最も有効で完治につながるのかはまだ明らかではありません。
今では、様々な薬剤のノロウィルスに対する有効性が示唆されていますが、完治への道のりはまだ険しいものがあります。
特に、めまいを伴ったタイプのノロウィルスは、治療効果が低く、完治する確率が低いので注意しなければなりません。
ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルス。
カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になったり、
感染したヒトの糞便や吐瀉物、または、それらが乾燥したものから出る、塵埃を介して経口感染します。
ノロウイルス属による集団感染は、世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生しています。
ウイルスについての詳細な研究を行うには、適切な動物培養細胞を探して感染させて、
ウイルスを増殖させることが必要であるが、ノロウイルス属については、
実験室的に増殖させる方法が、まだ見つかっていません。
なのでノロウイルスについては、検査や治療方法に対する研究が、
他のウイルスと比べて格段に遅れているのが現状で、
乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3〜4週間生存するとされています。
ノロウイルス感染を予防するには、特に飲食物を扱う人が、十分な衛生管理を行う事が効果的な感染予防につながる。
ワクチンによる感染予防は、2010年現在ノロウイルス属に対する、
有効なワクチンが開発されていないため期待できません。
このノロウイルスに対する免疫は、感染者でも1〜2年で失われるといわれてます。
原因は、免疫抗体価低下説やウイルスの遺伝型が変化するため抗原性が変化するなどの説がありますが、
まだ確証は得られてません。このため、ノロウイルスワクチンの開発には困難が予想されます。
遺伝子型GI.1を標的とする経鼻型ワクチンが開発中で、18〜50歳の98人を対象とした臨床試験によれば、発症を半分近くに抑える効果があります。
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