ノロウィルスの症状のポイントとは
もちろん間違った処方をしても症状が改善される事はなく、その頃になるとノロウィルスだと気付くかもしれません。
といっても、オオアワガエリ等のイネ科の植物は広く群生しているため完全にノロウィルスを防ぐというのは簡単ではありません。
この二つはノロウィルスの原因として比較的有名なので、ひょっとするとこの花粉によって花粉症が引き起こされているかもしれません。
しかし地方へ行くと、例えば北海道や東北地方を見るとノロウィルスへの注目度も高くなります。
特に北海道は、スギ花粉が姿を見せないかわりにノロウィルスが多いとされています。
しかしノロウィルスの原因になっているイネ科の植物、たとえばオオアワガエリやカモガヤといった植物は背が低く遠くへ花粉を飛ばせません。
ノロウィルスをイネ科によるものと言ってしまうのは少々乱暴で、もう少し細かく分類分けがされます。
ノロウイルスは、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルス。
カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になったり、
感染したヒトの糞便や吐瀉物、または、それらが乾燥したものから出る、塵埃を介して経口感染します。
ノロウイルス属による集団感染は、世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生しています。
ウイルスについての詳細な研究を行うには、適切な動物培養細胞を探して感染させて、
ウイルスを増殖させることが必要であるが、ノロウイルス属については、
実験室的に増殖させる方法が、まだ見つかっていません。
なのでノロウイルスについては、検査や治療方法に対する研究が、
他のウイルスと比べて格段に遅れているのが現状で、
乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3〜4週間生存するとされています。
ノロウイルス感染を予防するには、特に飲食物を扱う人が、十分な衛生管理を行う事が効果的な感染予防につながる。
ワクチンによる感染予防は、2010年現在ノロウイルス属に対する、
有効なワクチンが開発されていないため期待できません。
このノロウイルスに対する免疫は、感染者でも1〜2年で失われるといわれてます。
原因は、免疫抗体価低下説やウイルスの遺伝型が変化するため抗原性が変化するなどの説がありますが、
まだ確証は得られてません。このため、ノロウイルスワクチンの開発には困難が予想されます。
遺伝子型GI.1を標的とする経鼻型ワクチンが開発中で、18〜50歳の98人を対象とした臨床試験によれば、発症を半分近くに抑える効果があります。
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