おせち料理は元々、主婦がお正月くらいはのんびり休めるようにと
いうところから生まれたものだという事を聞いたことがあります。

確かに昔ながらのおせち料理の中身は、煮物や酢の物、それに乾物が主流で、
いかにも日持ちしそうなものがありますね。
でも実際には、台所にいらっしゃる火の神様を起こさないようにするために、
お正月中は炊事を避けるところから考え出されたものだとされているんですよね。

おせちはお見舞い自由なんです


実際問題、一般病棟の一角に設置されている場合には、こうした制度を取入れるのはすごく難しい事だろうと思われます。
でも、おせちは極端な話、真夜中でもお見舞いOKというところが結構あるんです。
これは、患者さんが自宅にいるような感覚を極力持てるようにしようという演出の一環で、会いたくなったらいつだって会いたい人に会えるようになっているんですね。
にも関わらず、お見舞いの自由を重視し、尊重しているところにもおせちの意味合いが感じられますね。

おせちは、小さな子供からお年寄りまで、誰でもがお見舞いを許可してもらえる施設でもあります。
家族や友人がゆっくり休める宿泊設備を完備しているおせちも多く、遠方からでも安心してお見舞いに行けます。
そう、高いお金を出して近くのホテルに泊まらなくてもいいんです。
特におせちに入院していらっしゃる患者さんというのは、完全なる終末期医療を受けている人たちです。
でも、中には相部屋に入っていらっしゃる患者さんもいらっしゃいますし、親しき仲にも礼儀あり。おせちの有り難いところの一つに、お見舞いが自由だという事があります。
子供の無邪気な笑顔や元気な声が良質な薬になる事も十分考えられますから、それも考慮に入っているのかも知れませんね。
一見敷居が高そうなおせちですが、実は実は、とても敷居が低いんです。

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