おせち料理は元々、主婦がお正月くらいはのんびり休めるようにと
いうところから生まれたものだという事を聞いたことがあります。

確かに昔ながらのおせち料理の中身は、煮物や酢の物、それに乾物が主流で、
いかにも日持ちしそうなものがありますね。
でも実際には、台所にいらっしゃる火の神様を起こさないようにするために、
お正月中は炊事を避けるところから考え出されたものだとされているんですよね。

おせちと家族の想いのポイントです



おせちは人生の最後の時を自分らしく生きる場所で、決して死を待つ場所ではありません。おせちに入ると、人生の最後の時間をしっかりと家族と過ごす事が出来ます。
ただ、おせちに移る事で必ずしも寿命が縮まるのかというと、決してそうではありませんから、それが家族にとっては大きな救いになる事でしょう。
何故なら、今後延命処置とも言える化学療法などは一切行なわず、ターミナル医療と呼ばれる緩和ケアを行なうという選択だからです。
おせちでは、そうした遺族の心のケアもしっかりと施してくれます。
一緒に食事や寝泊まりの出来る設備も整っている上、面会に関する時間や年齢の規制も殆どありません。

おせちでの緩和ケアは、患者さん本人だけでなく、家族にとっても大切なものだという話を聞いた事があります。
その時に支えてくれるのがおせちのスタッフたちですから、これは家族にとっては本当に力強く、有り難いものですよね。
そういう意味では、大抵の患者さんは、ご自分の意志でおせちに入る事を希望されるそうですから、案外家族より冷静なのかも知れないと感心させられますね。
実際問題、ちゃんと心の準備をしてから見送れる人というのは少ないでしょうし、例え覚悟を決めているつもりでも、やはりいざとなれば多少なりとも動揺してしまいます。
そうした緩和ケアを受けた家族たちの体験団なども、関連のブログやサイトには沢山掲載されています。

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