パートローンは、掛かるコストを抑制する目的もあり、スコアリング形式での導入が最初でした。
また、大手銀行同士の合併などが相次いだこともパートローンが活発になったきっかけになっています。
政府や日銀による銀行への公的資金注入が行われたことで、パート
ローンが台頭してきたのです。
公的資金を導入した大手銀行は、パート
ローンを強化する流れになり、政治的にもそれが求められました。
大企業に対する融資を行っていたメガバンクが、中小企業に融資を開始したのをきっかけにパートローンが大きくクローズアップされます。
中小企業や個人事業主向けの融資には積極的ではなく、信用保証協会任せの審査に近かったので、パートローンへの取り組みはそれほどではありませんでした。
別枠による無担保の金融安定化保証が設けられたことにより、パートローンは大きく注目されるようになりました。
人員不足も影響していて、パートローンは、大手銀行にとっては、数百万円〜数千万円の融資規模は小口融資にすぎませんでした。
その後、大手銀行や地方銀行にてパートローンの提供が積極的に展開されるようになってきました。
パートローンは、担保や保証人が不要であるということが大きな特徴で、法人の場合は代表者が保証人になります。
しかし、パートローンは金利が高い分、審査については柔軟に対応できるメリットがあります。