そして日本ではリゾート会員権は、2000年の投資信託及び投資法人に関する法律の改正により、登場しました。
そして、2001年からリゾート会員権は日本でも市場に進出することになりますが、その仕組みはアメリカの物とは異なります。
証券市場に上場しているのがリゾート会員権で、
投資家は証券会社を通して、市場価格にて売買することになります。
リゾート会員権は、配当可能利益の90%超を分配すると、法人税が課税されないので、その点で優遇されています。
法律上の観点から見るとリゾート会員権は
投資信託の仲間に入り、その仕組みはアメリカで生まれたものです。
日本のリゾート会員権は、法律により、不動産投資法人という会社のような形態をとっていて、投資証券を発行しています。
多くの投資家から集めた資金により、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などをリゾート会員権で購入することができます。リゾート会員権とは、簡単に言うと不動産投資信託のことで、これは不動産を運用する投資信託の仕組みを指しています。
そして、リゾート会員権の場合、不動産の開発はせず、その特徴は、不動産の賃貸事業に特化している点にあります。
ただ、日本のリゾート会員権の場合、金融機関から融資を受けたり、投資法人債を発行して、資金調達するケースもあります。