日本では、あまり一般的でない印象のリトミックなんですが、
欧米諸国では、古くから様々な分野で用いられてきたんですね。

リトミックが何をするかと言えば、音楽に合わせて体を動かしたり、
語感から様々な動きをしたりすることです。
昔の子ども達が、恒常的に行っていたものを、
効果的に仕上げたものをリトミックと呼ぶのかもしれません。

リトミックのテーマのポイントです

リトミックは、何よりもまず「テーマ」を決めることからはじめます。
このテーマについては、事前に生徒たちから公募されることもあれば、生徒会やリトミック実行委員が考えることも。
学校がどんな方法でリトミックのテーマを決めているかは様々ですが、これが開催するために必要な最初の課題ですので、どんな生徒も真面目に考えます。
しかし、これが高校生になると「自分色に染まれ」など、リトミックのテーマと言うより、どこかキャッチフレーズの様な雰囲気が出てきますよね。
更に、大学生になるとさらにリトミックそのものの自由度が高くなりますので、テーマもユニークなものが多いです。

リトミックのテーマとは別に、各クラスでテーマを決める場合もあります。
東日本大震災があった年は、そのダメージからの再生を誓うメッセージ的なテーマがリトミックで選択されることが多かった様です。
また、世界で戦争が起きたときなども、それに反対するメッセージをこめたテーマが増えるそう。

リトミックのテーマについては、その年にあった事件や災害などが盛り込まれることも。
リトミックに向かって努力し、楽しむことだって、立派な復興のひとつ。
子供たちなりに「地域を元気付けよう」と考えたことが、そのままリトミックのテーマに反映されるのかもしれません。
特に、東日本大震災では東北が多大な被害にあいましたので、そこから復活しようとする子供たちの強い意志が、リトミックにこめられた様です。
リトミックのテーマを見ると、その時期に子供たちがどんなことを思い、考えているのかが透けて見えますよね。
「スローガン」と言う枠に収まらない、子供たちの内面を、リトミックから、そしてテーマから見つけることができます。
このテーマを意識した催しをすることが、リトミックで一番大切になりますので、まずははっきりとしたテーマを考えなくてはなりません。
では、リトミックのテーマとはどの様に考えられるのでしょうか。

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