増加しているシングルの条件とは

シングルの若い男女というと、自由自在にお金を使って思い切り遊んでいるように思っていましたが、最近はそうでもないんですね。
本人ではなく、ちょうど我々と同世代である親がシングル時代にバブルの絶頂期だった人たちですね。
どうやら、後にバブルが弾け、親がお金のやりくりに苦労していたのを見て育ったので、私たちの若い頃よりも金銭感覚がしっかりしているようなんです。
シングルの女性が自分の意志で貯金をしている事は珍しくありませんでしたが、男性ともなるとねぇ。
恐らく、自分の経験から、今の若いシングル男女に対しても、お気楽族だと思っている中高年は結構いることでしょう。

シングル男女の考え方も、時代の流れとともに、確実に変わって来ているんですよね。
確かに、自分たち中高年世代がシングルライフをエンジョイしていた頃は、景気がよかったので、余り節約なんていう言葉を考えなかったような気もします。
だからと言って、派手な結婚式が挙げたいと思っているのかと思うと、これがまたそうでもないんですね。
例えば、結婚して、子供が出来た時に、ピンチがやって来ても、シングル時代と同じように、節約をして乗り切れるようにと貯蓄をしている人も少なくないのです。
こういう今のシングル男女の傾向をみると、何となく淋しくもなりますが、やはりホッとさせられますね。
ただ、理想と現実の狭間を知っているのでしょうか、夢や憧れとともに不安もあるようなんですよね。
シングル時代の貯金の目的は、主に結婚資金だと思うのですが、やはり、今の人たちも豪華な挙式やハネムーンを希望しているのでしょうか。
でも、残念ながら、彼らおゆとり様族は、決してゆとりある生活なんて送っていません。
おゆとり様という呼び名は、小学校時代にゆとり教育なるものを受け手育った世代の若者。