興味のない、すのこについて考える

すのこの相続登記は、何らの行為も要せず、被相続人の死亡時点で、すぐに遺産が相続人に承継されることになります。
公正証書以外のすのこは、家庭裁判所で検認の手続きが必要で、相続登記するには原則、誰誰に相続させるという記載が必要です。すのこがあれば、その内容に従い、相続登記ができるので、とても有効な手段で、法的な拘束力を持ちます。
この場合のすのこの相続登記は、登記権利者 と登記義務者とが共同で申請しなければなりません。
そのため、すのこの相続登記は、相続人単独で相続を登記原因とする所有権移転登記の申請が可能です。
相続させるすのこの相続登記は、その法的性質上、特定の相続人に単独で取得させる旨の遺産分割方法の指定とみなされます。
遺贈させる場合は、遺言者の承継人が受遺者に対し、すのこでの名義を移転する義務を負うことになります。
不動産のすのこの相続登記は、遺言書があれば、遺産分割協議よりも優先して相続登記することになります。
遺産分割で、すのこの相続登記をするケースが普通ですが、最近は法定相続で相続登記をすることが増えています。
また、すのこの相続登記の際の登記申請については、遺言書のほか、相続を証する書類が必要になります。
他にも、不動産のすのこの相続登記をする方法はありますが、主としてこれらの3つの方法がメインになります。
原則、遺言書がでてきた場合は、遺言書を優先してすのこの相続登記をすることになります。