逆流性食道炎になると、食物だけでなく強い酸性の胃液も一緒に逆流するため、
胸やけや胸の痛みなどが現れますが、
逆流性食道炎は食生活の欧米化や食事時間の乱れで、
暴飲暴食などがすっかり定着してしまった昨今、
逆流性食道炎は、日本でも非常にポピュラーな疾患となりました。

逆流性食道炎の検査は、大抵問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます

けれど、その反面、逆流性食道炎は、職場などの健康診断では案外発見されにくい病気でもあります。
確かに、びらんや潰瘍がなければ、「非びらん性胃食道逆流症」という病名が告げられる事が圧倒的多数でしょう。

逆流性食道炎の検査は、先ほどもご説明したように、基本的には問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
それは恐らく、問診に頼る部分が多いのと、胃カメラを使用せず、バリウム検査だけで健康診断を済まされる場合も少なくないからではないかと思われます。やはり胃カメラを飲んで行なう内視鏡検査で、食道内の粘膜の状態を見なければ、逆流性食道炎の有無や度合いは判断出来ないというのが実際のところなのです。
加えて、胸焼けや呑酸などの症状は、直接患者がきちんと訴えない限りドクターには分かりません。
けれど、これはあくまでも、食道の粘膜にびらんや潰瘍などが診られ、逆流性食道炎である事が明らかになった場合の話。
ではでは、びらんや潰瘍が診られなければ逆流性食道炎ではないのかというと、決してそんな事はありません。
とにかく、ここまでしないと明らかにはならないのが逆流性食道炎、馬鹿には出来ませんので、関連のブログやサイトで調べ、気になったら、絶対検査するべきでしょうね。
けれど、この非びらん性胃食道逆流症は逆流性食道炎の極めて初期の症状であるものですから、やはり油断禁物、きちんとした治療をする必要性があります。

逆流性食道炎の検査は、大抵問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
患者さんにとっては、非常に辛い検査ですが、これによって、食道の粘膜にびらんや潰瘍が発見されれば、そこで逆流性食道炎である事が判明します。
故に、思い当たる節はあっても、別に指摘される訳でもなく、日常生活にさほど大きな支障を来す訳でもないところから、ついつい放置してしまわれる方も多いようです。
従って、逆流性食道炎には、世界共通の専用問診票とも言える「QUEST問診票」が用いられるほど、問診が非常に重要なのです。
何故なら、食道内の粘膜に異常が診られないのにも関わらず、頻繁に胸焼けや呑酸を起こすという事であれば、それこそ食道ガンや胃ガンである可能性が否めません。
そこで、内視鏡検査の際に病変部分の組織を一部切り取り、本当に逆流性食道炎を発症しているのか、それともガンの疑いがあるのかを改めて病理検査する事になります。
また、患者さんによっては、どうしても内視鏡検査が難しい方もいらっしゃいますから、その場合は、薬を服用し、1週間ほど様子を見るという方法が取られる事もあるそうです。

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