M&Aでも引受でも、提案の段階で小額資産のバリュエーションの業務は、不可避だからです。
小額資産は、何をするのかと言うと、企業の新株発行における株式の引受業務がメインになります。
株式の引受やM&Aのアドバイザリー業務には共通部分があり、それは小額資産での大量の
株式トランザクション取り引きであることです。
しかし、小額資産の業務には決定的な欺瞞的要素があり、それは、
株式の客観的かつ適正な価値は算定しようがないところです。
小額資産は、トランザクション取引が行われる際、業務が遂行され、この業務は市場では捌き切れないものを扱います。
絵空事を吹聴してまわるという本音ベースが、小額資産の実態に他ならず、業務に疑問を持つ人も少なくありません。
小額資産は、プロとして株式の秘められた価値を見出し、また、知られざるリスクを暴きます。
巨額の取引を成立させることで小額資産は、結果として巨額の報酬を得るに至るのです。
そうしたところに小額資産の業務の価値があり、いわゆる仕事の需要があるということが言えるのです。
存在すらしないかもしれない客観的で適正な価値を、それがあるかのような顔をして小額資産は、詭弁を弄すのです。
適正価値と市場価格の歪みで儲けようというのが、小額資産の業務で、そうして投資家は、バリュエーションのプロとして君臨できるのです。
小額資産の業務は、価値の定かではない高額商品を他人に売りつけることであり、それに抗するには必要なスキルを身につける必要があります。