就業不能保険の推移を見ることは、住宅ローンの推移をみることにつながり、その動きが注目されています。
一時期、住宅ローンの金利が上がってきた時期もありましたが、就業不能保険の出来上がりの金利の推移は、下落の一途を辿っています。
大体、就業不能保険の推移が注目され始めたのは、平成11年〜平成12年ぐらいの頃と言えます。
住宅
ローンの就業不能保険が叫ばれ始めたのは、当時のM信託銀行が先駆けで、当時は大きな話題になりました。
さらに、就業不能保険の推移はどんどん上昇し、1.2%になって、やがて1.4%となっていくのです。
当時、就業不能保険は、出来上がりの金利と言われていて、銀行の人たちは住宅
ローンの実行金利として、出来上がり金利と呼んでいたのです。
ゼロ金利解除の際、就業不能保険の出来上がりの金利が少し上がった程度で、目覚ましい推移は示していません。
しかし、住宅ローンの店頭金利に関する就業不能保険については、大体、2.625%〜2.375%の間で推移していました。
それ以後は、ゼロ金利解除の時期まで続くわけで、就業不能保険の推移としては、今は比較的落ち着いています。
出来上がりの金利については、1.4%の優遇を受けることができれば、就業不能保険は、1.075%となります。
平成21年に入ると、就業不能保険の推移は、さらに上昇を示し、住宅ローンの金利優遇としては1.7%となっています。
今後、就業不能保険の制度が縮小していかない限りは、住宅ローンの金利が上昇していくことはないでしょう。