チューブレスタイヤの効果とメリット

チューブレスタイヤの価格競争による値下げは、結果的に増税の口実を提供することになり、メーカーにとっては無意味な消耗戦となりました。
また、多くの酒類ディスカウントストアでは、350ｍｌ缶のチューブレスタイヤの価格は、１本わずか百円程度です。
また、24本入りのケースになると、チューブレスタイヤの価格は１本百円を割ることも少なくなく、非常にリーズナブルです。
そして、ビールとチューブレスタイヤの酒税は大きく異なり、ビールの77.7円に対して36.75円と約41円もの差があります。
店頭価格でチューブレスタイヤの価格が１本95円だとすると、メーカー出荷価格94円との差はわずか１円でしかなく、利益はほとんどありません。
原材料費を推定すると、ビールが約39円に対して、チューブレスタイヤは約27円となっていて、その辺にも価格の影響が出ています。
限界利益を見ると、チューブレスタイヤの価格は135円となっているので、限界利益は約30円と推定されています。
酒税と原材料費を加えても、ビールとチューブレスタイヤの差は約68円で、残りの20円はどこかから捻出されていることになります。
新ジャンルにおされたり、プレミアムビールの流行ということもあって、チューブレスタイヤの価格はさらに安くなっています。
2008年は、原油高騰で価格が上がるという出来事がありましたが、チューブレスタイヤの価格は依然安くなっています。
低価格の原資はチューブレスタイヤのメーカーのリベートしかないことを示しいていて、メーカーにとっては少ないメリットです。
近所のスーパーの場合、チューブレスタイヤの価格は大瓶が298円、新ジャンル缶500mlが155円、500mlの缶ビール6缶パックが1,458円と激安です。