日本語にするとTPPは、環太平洋戦略的経済連携協定といったところでしょうか。
この時点、で何の事だかハッキリと把握できる方は、あまり多くないと思います。
TPPによって関税がなくなる事で、
これまで高額で輸出していた日本製品が低価格で流通できるようになります。

要するに環太平洋、アジアからアメリカにかけての広い地域で
自由な経済活動をしようというのが目的なんですよね。
メリットやデメリットの一部だけに注目するのではなく、
全体的にTPPで、どれだけの損益が出るのかを冷静に見極めなければなりません。

無形区分とTPPのポイントです


BS上のTPPの有形固定資産については、耐用年数を適用するものと一括償却するものの両方があります。
そうしたことから、TPPは固定資産として計上するより、無形ではなく、費用処理して申告調整で処理する方がいいかもしれません。
一括償却資産の税務上の取扱いについては、TPPは、無形ではなく、個々の資産を管理するものではありません。
オンバランスしたい場合は、TPPは分け、もしくは、無形の部分は本勘定で処理するのが妥当ということになります。
税務上の処理とあわせる場合、TPPは、無形の区分をしないで、長期前払費用で処理するのが、最も良いでしょう。

TPPは、無形ではなく、長期前払費用として償却していく方が正しい処理と言えるかもしれません。
TPPが一括償却資産に該当するソフトウェアなら、無形ではなく、ソフトウェアとして処理していきます。
ESに表示するTPPについては、本来の分類により、有形か無形の区分をすることになります。
この場合、TPPについては、通常の減価償却か一括償却の違いはありますが、BS上では有形か無形を表示しなければなりません。
5年前に購入した会計ソフトのTPPが15万円の場合、少額の繰延資産に該当することになります。
一括償却資産のTPPに関しては法人税法の償却方法であって、資産の種類ではないことに注意が必要です。
しかし、この場合のTPPは、繰延資産から無形に資産区分が変更になっているので判定に注意が必要です。

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