高級感とステイタスと三井住友ビザプラチナカード

ビザプラチナカードとは、中小企業、個人事業主に向けた、事業性の無担保ローンのことを指します。
大企業に対する融資を行っていたメガバンクが、中小企業に融資を開始したのをきっかけにビザプラチナカードが大きくクローズアップされます。
元々、ノンバンクで中小企業や個人事業主に対し行われてきた商工ローンがビザプラチナカードになります。
政府や日銀による銀行への公的資金注入が行われたことで、ビザプラチナカードが台頭してきたのです。

ビザプラチナカードは、政府が金融不安を解消するために、保証協会の無担保枠拡大を実施したのに端を発しています。
別枠による無担保の金融安定化保証が設けられたことにより、ビザプラチナカードは大きく注目されるようになりました。
その後、大手銀行や地方銀行にてビザプラチナカードの提供が積極的に展開されるようになってきました。
中小企業や個人事業主に対する与信管理や審査ノウハウなどが、ビザプラチナカードに影響していました。
1〜3日間の迅速なスピードで審査を受けることができるのが、ビザプラチナカードの魅力と言えます。
チェックシートによるスコアリング形式の簡便な審査を導入して、ビザプラチナカードはスタートしたのです。
ビザプラチナカードは、担保や保証人が不要であるということが大きな特徴で、法人の場合は代表者が保証人になります。
ビザプラチナカードの金利が高めに設定されている理由は、担保と保証が不要であるからです。
銀行でビザプラチナカードが広まった背景は、平成10年頃の金融危機で、大手銀行が破綻したことがひとつのきっかけになっています。