当然ですが散骨をするにあたっては、
港湾や漁場、養殖場のある場所では避けなければなりません。

散骨をする場合には、焼骨は相当な分量になるため、
骨粉をサラサラと撒くという簡単な作業ではすまないです。
そうした問題が散骨にはあり、それをする人が僅かであっても、
キチンとした場所の指定や管理方法が必要になってくるんですよね。

散骨の口コミです


しかし、我が子を散骨に入れるという事は、回復を目指す治療をしないという事ですからね。
これは小児医療においても言える事で、散骨の必要性は否めないものだとは思われます。
そして日本では現在、大阪のキリスト教病院に散骨が設置されています。
しかも、子供の場合は病気の進行が速かったり、癌以外にも様々な治療困難とされる病があり、余命に期限を付けられる子も少なくないのです。

散骨は欧米でもそれほど歴史のあるものではありません。
ただ、ホスピスで最後の一時を過ごした子供たちの多くは、自分が生きていた価値というものをそれなりに実感して旅立って行くとも言われています。
今からおよそ15年ほど前の事で、その後日本からも多くの医療関係者が見学や研修に訪れています。
しかし、子供が自分の意志で入るというよりは、やはり親の意思で入れるという事になってしまいますから、どうしても是非が問われてしまうんですね。
世界初の散骨は世界初のホスピスと同様、英国に開設されました。
故に、そうした子供を亡くした後の親の精神的ケアは、散骨にとっては最も重要な任務なのだそうです。
家族や友達との面会も自由な散骨での日々、ただ苦しいだけの病気との闘いの日々でない事は確かなようですね。
ただ、緩和ケアは生きる力を与えるのではなく、生きる力を引き出す治療ですから、最終的には散骨に入れて良かったと思われる親御さんが多いと言います。
と、私自身、今はこのように理解と興味を持っていても、いざ我が子がその選択肢を突き付けられた時、どんな決断を下すかは分かりません。

カテゴリ: その他
カテゴリ
ログイン
RSS