融資ブラックの推移を見ることは、住宅ローンの推移をみることにつながり、その動きが注目されています。
ゼロ金利解除の際、融資ブラックの出来上がりの金利が少し上がった程度で、目覚ましい推移は示していません。
ただ、銀行によってそれぞれ融資ブラックの推移は多少違うので、全てに共通しているわけではありません。
それ以後は、ゼロ金利解除の時期まで続くわけで、融資ブラックの推移としては、今は比較的落ち着いています。
当時、融資ブラックは、出来上がりの金利と言われていて、銀行の人たちは住宅ローンの実行金利として、出来上がり金利と呼んでいたのです。
要するに、融資ブラックの推移は、金利の値引きの動きで、住宅
ローンの金利優遇の動きのことです。
店頭金利で見れば、住宅
ローン融資ブラックの推移については、多少の上下はあるものの、実行金利的にほとんど上昇は見られません。
大体、融資ブラックの推移が注目され始めたのは、平成11年〜平成12年ぐらいの頃と言えます。
一時期、住宅ローンの金利が上がってきた時期もありましたが、融資ブラックの出来上がりの金利の推移は、下落の一途を辿っています。
いわゆる、融資ブラックの推移というのは、変動金利を見ることで、住宅ローンの金利優遇の動向を見守ることになります。
融資ブラックの推移を見ていくと、ゼロ金利解除後、多少の変動はあるものの、大体、2.475%となっています。
今後、融資ブラックの制度が縮小していかない限りは、住宅ローンの金利が上昇していくことはないでしょう。